カンナビノールCBNとは?

このコラムはBisoyyd.のブログを許可を得て翻訳したものです。

原文: What is Cannabinol CBN ? 2021-07-05

https://www.biosyyd.com/blog/what-is-cannabinol-cbn (2024-11-24)

フルスペクトラム*¹のヘンプ製品にはフラボノイド、テルペン、脂肪酸、そしてさまざまなカンナビノイドが含まれており、これらの成分が一体となって「アントラージュ効果」を生み出し、その相乗効果によって製品の効果を最大化します。中でもCBD(カンナビジオール)は最もよく知られたカンナビノイドですが、実際には約100種類の異なるカンナビノイドが存在します。その一つであるCBN(カンナビノール)は、19世紀に初めて特定されたカンナビノイドです。カンナビノイドとは似たような名前を持っていますが、その働きは異なります。ではCBNとはいったいどのような働きをし、どのようなものなのでしょうか?

注釈*¹フルスペクトラムにはTHC(テトラヒドロカンナビノール)が含まれております。THCは精神活性成分で、日本では麻薬及び向精神薬取締法により厳しく規制されています。そのため、日本ではTHCを含む製品は違法とされています。 フルスペクトラムのTHC成分のみを取り除いたものをブロードスペクトラムといいます。また、Biosyyd社のCBNブロードスペクトラムオイルは2024年12月からのTHC残留規制値をクリアしております。

CBNとは?

カンナビノールの略語で表されるCBNは、若いヘンプにはほとんど含まれず、ヘンプを収穫後に長期間保存した際、特に熱や光、酸素にさらされることで自然に生成されます。CBDと同様に、産業用ヘンプ由来のCBNには陶酔性がなく、「ハイ」になることはありません。

CBNの働きは?

CBNとCBDはどちらもエンドカンナビノイドシステム(ECS)に影響を与えますが、その作用方法は異なる可能性があります。ECSには、CB1およびCB2と呼ばれる2つの主要な受容体があり、CBNはこれらの両方と相互作用する可能性があります。一方、CBDは、私たち自身の体内でのエンドカンナビノイド産生を増加させることで働きかけます。CBNがどのようにECSと相互作用するかについてはまだ研究段階ですが、フルスペクトラム*¹のヘンプ製品の重要性は、その多様なカンナビノイドが互いに補完し合うことによって、よりバランスの取れた体内反応を促進するためにあるとされています。

CBNの潜在的なメリット

鎮静作用と睡眠促進
CBNは、すべてのカンナビノイドの中で最も強力な鎮静作用を持つとされ、ベンゾジアゼピン系の精神安定剤に匹敵するとも言われています。研究では、CBNとCBDの組み合わせが単独よりも強力な鎮静効果をもたらすことが確認されています。CBNを単独で高投与(すくなても40mg/kg)した場合、ネズミと犬の総睡眠時間が長くなることが分かっています。少量の摂取でさえも、他の睡眠誘発治療の効果を高めることができました。研究では特にベンゾジアゼピンに注目していますが、CBNは非薬物療法(メラトニンやCBDなど)と併用することで睡眠レベルを高める可能性も高いと考えられています。CBNとTHCを比較した研究では、CBNの大きな投与(50mgから400mg)が点滴で行われた際、問題なく非常に良好に受け入れられることがわかりました。参加者は、CBNで「酩酊状態」になることはなく、THCを同等の用量を受けた際に感じたものとは異なると報告しました。実際、参加者はCBNの体験を穏やかで心地よいと感じたことを報告しています。これは、CBNの効果的な摂取量が、個人を圧倒したり酩酊させたりすることなく、眠気とリラクゼーションを高めることができ、安全で効果的な睡眠補助剤となることを示しています。

抗炎症作用、筋弛緩、痛みの緩和
CBNは、痛みの緩和においても有望です。研究によると、CBNは神経細胞を活性化し、痛みの軽減に関与するたんぱく質の分泌を促進することが示されています。特に、慢性的な痛みや炎症の軽減に役立つ可能性があり、研究では、ラットに12.5から50.0 mg/kgのCBNを投与したところ、慢性的な痛みや炎症(線維筋痛症や関節リウマチなど)を緩和する可能性があることも示されています。炎症は筋肉や関節の痛みを引き起こし、動きや血流を阻害し、極端な場合には死に至ることもあります。これらの発見により、CBNは認知機能の低下や多くの処方鎮痛薬に伴う依存問題を引き起こすことなく、痛みを緩和する新たな治療法としての可能性が開かれるかもしれません。

吐き気止め & 食欲増進
CBNは吐き気を抑え、食欲を促進する効果もあります。ある動物実験では、CBNを投与することで胃腸の動きが抑制され、吐き気を軽減する効果が確認されました。このことから、化学療法を受けている人や、食欲低下に悩む人への有用性が期待されています。

抗菌効果
CBNには抗菌効果もあり、特に耐性を持つMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して強い抗菌活性を示しています。これは、CBNが新しい抗菌治療法の一つとして、将来的にさらなる研究が期待される分野です。

神経保護効果
研究では、CBNが神経保護作用を持つ可能性も指摘されています。ある動物実験では、CBNが筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を遅らせる効果が確認されました。神経保護のメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、この分野でもCBNのさらなる可能性が期待されています。

CBNと他のカンナビノイドの相乗効果

カンナビノイドは、体内にある特定の受容体に結合し、異なる種類のカンナビノイドがそれぞれ異なる作用を示します。そのため、複数のカンナビノイドを組み合わせて摂取することで、それぞれが補完し合い、相乗効果を生むことが知られています。これが「アントラージュ効果」として広く知られており、特にCBD、CBG、CBNの組み合わせが、睡眠促進や痛みの緩和などに有効であるとされています。

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